「ヨーグルトメーカーで手作りしたヨーグルトは、市販と同じような効果が期待できの?」
ずっと気になっていたので調べてみました。色々調べてみると、まぁ…予想通りというか、「同じものは家庭ではできません」これが答えです…
でもですよ、ヨーグルト本来の成分はヨーグルトメーカーで作っても出来ている!いろいろ分かったことがあったので紹介しますね!
市販のヨーグルトを作ってる会社のホームページで内容を調べたら
「株式会社 明治」の質問コーナーに気になる情報が書いてありました。
R1ヨーグルト手作りについての質問と回答
A:プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。ただし、プロビ オヨーグルトR-1の特徴である1073R-1乳酸菌が作り出すEPS(多糖体)の量は、原材料や発酵条件等により異なります。一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。
要約すると家庭で培養しても、R-1と同じような内容は、ほぼできない。でも、EPS(多糖体)の量は違うけど、普通のヨーグルトはできる。
”LG21”ヨーグルトの自家製について質問と回答
Q: プロビオヨーグルトLG21を種菌にして自家製ヨーグルトを作れますか?A: プロビオヨーグルトLG21には、他の乳酸菌が含まれていますので、ヨーグルトを作ることはできます。ただし、LG21乳酸菌は、空気(酸素)に弱いため培養が難しく、一般家庭では同じヨーグルトを作ることはできません。
要約すると家庭で培養しても、LG21を含むヨーグルトはできない。でも、普通のヨーグルトはできる。
R1ヨーグルトはヨーグルトメーカーでは作れない?
R1ヨーグルトの特徴でもあるEPS(多糖体)という成分ですが、実は、普通のヨーグルトにも含まれているんです。R1のEPS(多糖体)は、1073R-1乳酸菌という特殊な乳酸菌。
「特殊」というのは、R1の乳酸菌は特許を取得しているんです。特許なので特許出願した内容は公開されています。
「じゃ~ 作り方が分るなら同じものは出来る?」
そうですね、仮に、公開情報を元に家庭で作ったとして、同じものが出来ると思いますか?まぁ、無理です。だって、雑菌の問題、そして温度や培養時間などメーカーと家庭では環境が違いすぎるから…
でも、無理と言っても、後で説明しますけど、普通のヨーグルトはできます。
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なぜ家庭ではR1と同じヨーグルトを作るのは無理なのか?
さっき説明したとおり、メーカーと家庭では「雑菌・温度・時間」の管理が圧倒的に違います。メーカーでは密閉された容器の中で、雑菌がほぼいない状態で製造され、さらに、温度と時間はコンピューターできっちり管理されています。
家庭なら?空気中は雑菌だらけ、牛乳パックの中の温度は均一でないし培養時間もバラバラ…だから、家庭で作っても、メーカーと同じヨーグルトはできないのです。
結論としては、普通にEPS(多糖体)を含んだヨーグルトはできるけど、R1と同じEPSの量ではない。で、私が考えた答えは、「R1に近い成分は入っているかも。でも、あくまでも普通のヨーグルトだよ」って感じ。
LG21を含むヨーグルトは家庭で手作りできない理由
これは回答に書いてある通りですね。
↓↓
まとめると、空気だらけの家庭ではLG21の培養はできないけど、普通のヨーグルトはできる。
ヨーグルトメーカーで作る普通のヨーグルトとは?
私がここで「普通のヨーグルト」と書いているのは、一般の「ヨーグルト」に使われる、2種類の菌でヨーグルトが出来ている!ということです。
そもそも「ヨーグルト」ってどんな菌が使われているの?
ヨーグルトを作るにはベースとなる「2種類の菌」が必要なんです。
それが↓↓
- ブルガリア菌
- サーモフィルス菌
基本的に普通のヨーグルトはこの「2つの菌」からできています。この2種類の菌が、お互いに協力しながらヨーグルトを作っている感じ♪
R1の説明に出てきたEPS(多糖体)は?
R-1の説明にあったEPS(多糖体)は、普通のヨーグルトでも出来ています。具体的には、
サーモフィルス菌が牛乳の中にいる乳糖を代謝して「乳酸やEPS」を作っている!ややこしい、説明ですね…
ま~ R1ヨーグルトのEPS(多糖体)は、特別ってこと^^
R-1やLG21ヨーグルトと普通のヨーグルトとの違いは?
普通のヨーグルトに、特殊な機能を持った乳酸菌をプラスしたヨーグルトって感じかな。これを「機能性ヨーグルト」と言っています。
機能性ヨーグルトと普通のヨーグルト2つの違いをまとめると
- 普通のヨーグルト:ブルガリア菌とサーモフィルス菌2つの菌からできるヨーグルト
- 機能性ヨーグルト:基本となる2つの菌に特殊な乳酸菌をプラスしたヨーグルト
普通のヨーグルトにも免疫力アップが期待できる成分はある?
もちろん、普通のヨーグルにも、
- 整腸作用
- 便秘対策
- 美肌に導く
- ダイエットをサポート
- 免疫力をサポート
これだけのことが期待できます。この中でも、「免疫力をサポートする」ことは健康に大事なこと。その免疫力アップが期待できる成分が、EPS(多糖体)!なんです。
ヨーグルトに入っているEPS(多糖体)とは
EPSの説明の一部を簡単に抜粋すると、「最終的にはナチュラルキラー(NK)細胞を活性化して病原体と戦う原動力となる」とのことです。
さっくり言うと「戦う善玉菌を元気にしてくれる」って感じかな。だから、普通のヨーグルトでも充分に役立ってます!
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まとめ
「特殊な機能を持たない普通ヨーグルトって?」
例えば「花粉症の症状を改善する」といった機能が期待できないってこと。こういう効果を期待して食べるなら、ヨーグルトメーカーでは無理ということです。
といっても、ヨーグルトメーカーでできた普通のヨーグルトには、
- 腸を元気にする「乳酸」
- 免疫力をアップする「EPS」
この大事な成分は含まれています。だから、整腸や免疫力アップが目的なら、ヨーグルトメーカーで量産したヨーグルトでも充分と考えています。おかげ様で、元気にスッキリした生活が出来ています♪これも、手作りヨーグルトと、乳酸菌サプリをほぼ毎日食べているからと思っています^^
で、最近はヨーグルトだけでなく、米麹の甘酒も少しずつ食べています。だからか、お肌の調子も体調もいい感じ♪もちろん毎朝のトイレでも、スッキリしてます^^
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参考文献
-「日経ヘルス 2018 4月号」ヨーグルトパワー10の真実より
監修:東北大学大学院農学研究科 齋藤忠夫 教授。
-「乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス」京都大学学術出版会 日本乳酸菌学会
-「乳酸菌がすべてを解決する」 アスコム 後藤 利夫 (著)